肯定録-コウテイログ-

肯定ペンギン。加点方式。

「”この星のことがとってもスキになれる”みたいな話」の続き

───わたしはこの星のことがとってもスキになれるみたい

 

 生まれも、運命も、起きること全てを肯定させてくれる言葉。

 

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 皆様こんにちは、瀬口ねるです。

 

 1年前の本日5/31、ラブライブ!サンシャイン!!ユニットシングル第2弾 AZALEAより『GALAXY HidE and SeeK』がリリースされました。

 

 発売から1周年。

 僕の人生観を変えてくれた大事なこの曲のことを考えながら、1年間を振り返ったりしていこうかなと思います。

 まだ聴いたことないよ~っていうお友達は居ないと思いますが、もし居たらぜひ聴いてください。

www.youtube.com

 

 

 1年。

 千歌がはじめてスクールアイドルの衝撃を受けたときからホンキで駆け抜けて、ずっと探していた輝きに気付いたときまでの期間が1年。

 

 彼女たちの輝かしい1年と僕の1年を同列に語るのはあまりにも恐れ多いけれど、この1年は僕にとって輝かしいものだったと思います。

 

 まずは『GALAXY HidE and SeeK』のリリース。

 夏には小宮有紗さんの夏祭りイベントに、狩野川の花火大会。

 デュオトリオコレクションのリリース。

 HAPPY PARTY TRAIN TOUR名古屋公演・神戸公演。

 Aqours初出場となったアニサマ

 HAPPY PARTY TRAIN TOUR埼玉公演。

 

 秋にはTVアニメ2期。

 ファンミーティングツアーの開始。

 2年生組による『未来の僕らは知ってるよ』発売記念お渡し回。

 行けなかったけれどT-SPOOKなんてものもあった。

 降幡愛さんによる学園祭でのトークショー

 

 冬には小宮有紗さんのバースデーイベント。

 小宮有紗さん写真集「Majestic」サイン会。

 ファンミーティング幕張公演。

 

 そしてまた春が来て、函館ユニットカーニバル。

 

 イベントは行けなかったものの方が多いけれど僕は僕なりに「スキ」に真剣だったし、彼女たちの輝かしい活動をリアルタイムで追いかけられていることを本当に嬉しく思うし、この時代に生まれてよかったと思うのは過言ではありません。

 

 ここ1年はスキなもの、良かったものに対してちゃんと言葉にして発信していくことを心がけていました。

 なぜならその方が面白いし、様々なかたちで出逢いにつながるので。

 

 その最たる例を挙げるならばこれだと思っています。

 

ameblo.jp

 

 

 当記事のタイトルに「続き」と入れているのは、これの延長線のお話も絡めたかったからです。

 初めて『GALAXY HidE and SeeK』が披露されたHAPPY PARTY TRAIN TOUR名古屋公演で感じたことや、この曲に対する僕なりのアプローチがバーっと書いてあります。

 

 数ある曲の中、この「わたしはこの星のことがとってもスキになれるみたい」というフレーズがとてもスキで、ずっと頭から離れなくて、毎日ずっとこのことばかり考えています。

 

 当然、この曲の文脈では「この星」といわれたら地球のことになりますが、「◯◯な星の下に生まれた」など「」は自分の運命を指す言葉でもあります。

 

 自分のことを生贄だと想っているダイヤが、そんな自分の生まれた運命すら「とってもスキになれるみたい」なものと出逢って自分の人生を受け入れ、認めて、肯定できるようになる。

 そんな「肯定の物語」だからこそ、この曲のことがスキなのです。

 

 …とまぁ、ここまでは先ほど引用した記事の中でも書いたことなのですが、ありがたいことにたくさん反応をいただけたんです。

 ブログを書いている方なら分かっていただけるかと思いますが、読んでいただけるだけでも本当に有り難いですし感想など伝えてもらえるとなおさら嬉しいですよね。

 「この曲がもっとスキになった」、「黒澤ダイヤがスキになった」ということを言っていただけることが多かったですし、「この曲のときだけは赤のペンライトを振るようになった」とか、とりわけ死ぬほど嬉しかったのは「ライブ行く予定はなかったけどこの記事を見て埼玉のチケットを買った」というものでした。

 承認欲求はなかったかと言われたら嘘になりますが、ゼロだったものをイチにする手伝いが出来た、1人にでも多くこの曲の魅力・黒澤ダイヤの魅力を知ってもらえたことが何より嬉しかったです。

 

  こうして自分の「スキ」を伝えていくことをしていくうちに目を通してくれる人も増え、いろいろな人との出逢いも増えていったように思えます。

 「スキ」を語り続けていると、同じようなプラス方向のベクトルの人と仲良くなれたりするので面白いです。

 

 

 

 さて先程も申し上げた「肯定の物語」、これはサンシャイン!!2期でも中核となった要素です。

 

 彼女たちは自分の在り方や立場、選んだ道を悩みながらも受け入れ、肯定して「輝き」を見つけました。

 

 2期を振り返る。

 どの話も本当に面白くて、1話放送されるたびに次の週まで狂ったように何度も同じ回を見て、ときには1期のBDを引っ張り出してなにかに気付いたり。

 

 2期という物語の佳境にもかかわらず、唯一個人へクローズアップした(しかも推し)回「#4 ダイヤさんと呼ばないで」は面白くて、ちょっと切なくて、でもあったかくて。

 

 「#8 HAKODATE」「#9 Awaken the power」は実際に函館に行ってから見返してみるとまるで別物に感じられる。

 

 先日沼津へ遊びに行ったとき、ひょんなことで「#10 シャイニーを探して」のときに鞠莉が感じたであろう気持ちを、ほんの少しでも分かれたような気がした。

 

 どの回が1番好きかと言われたらとても悩ましいですが、個人的にサンシャイン!!2期の本質とも思える回は「#5 犬を拾う。」です。

 

 ガワだけ見ると「桜内梨子津島善子と仲良くなって犬嫌いを克服した」というお話なのですが、梨子がした本質的なことは「受け入れて肯定する」ことだったんですよね。

 

 1期「#5 ヨハネ堕天」の時点では、善子の言う「堕天使」に合点がいかず、「とりあえず精神状態が不安定な人」という判断を下していました。

 ところが意味不明な「ヨハネ」と、苦手な「」と生活を共にすることで、それらを「受け入れる」ことができた。

  

  何をしても面白くなくて、自分がピアノをする意味すらわからなくなって内浦に越してきた梨子と、「堕天使ヨハネ」の存在を以て全ての事象に意味を見つけていく善子。

 「全てに意味がある」という気づきを得た梨子と、幼馴染の花丸にさえ正しく理解されていなかった「ヨハネ」を理解され、受け入れ、肯定された善子。

 この2人の相互理解、お互いを肯定し合う関係性がおもしろいのです。

 

 まぁ、僕は実際全てのことに意味があるとは本気で思っていませんが、「そう思えば素敵じゃない?」という、「考え方」にはとても共感できるのです。

 

 何事も、ものの見方、考え方、向き合い方ひとつ。

 たったそれだけで、今まで歩んできた道も、運命も、この星の事も、ちょっとでもいいからスキになれたらいいよね、という感じです。

 

 

 「肯定力」。

 これが僕がこの1年で得たこと。

 

 「イマ」この瞬間には意味のないことだと思っても、「未来」から振り返ったとき意味のあったことだと思えるかもしれない。

  もしかしたらそう思えないかもしれないし、それは誰にも分からない。

 でも、少なからず僕はこの1年、『GALAXY HidE and SeeK』と出逢ってからは、超絶ネガティブ思考である自分を極力抑えて、全てを受け入れて肯定してみようと努力していたつもりです。

 もちろん楽しいことばかりではなかったけど、こうして振り返ってみたとき総合的には「プラス」だったんです。だからこそ「肯定ログ」だったりするのです。めちゃくちゃ楽しかった。

 

 これから先も楽しいことばかりじゃないし、あと数年で三十路を迎えるのにいつまでこんな感じなんだという不安も正直あるのですが、スキなものには真剣でいたいし、イマしかない時間は全力で楽しみたい。

 そうすることで、この1年は本気で楽しめた。

 未来のことに臆病になったりもしたけれど、楽しかったし、輝かしい日々だった。

 振り返ってみても「この星のことがとってもスキになれるみたい」だと思える、肯定できる。

 過去と今を肯定できる。

 

 

 だから、明日もきっと、輝いている。