肯定録-コウテイログ-

肯定ペンギン。加点方式。

再会の道標『New winding road』を辿って

 

 

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この空は繋がってるよ

 

 

 アニメでは内浦を離れ、それぞれの道を歩いていくことを決めた3年生。

 2年生や1年生も同じように、沼津を離れていく子もいれば沼津に残る子もいるかもしれない。

 そう簡単に会えなくなってしまうけど、いつかまた会えるように星に願いを込め、シャイニーを探した。

 願いをかけておけば、戻ってこられる場所があればまた会えるということを、鞠莉は教えてもらった。

 

 だから歌にした。

 この歌があれば、道標になるから。

 何かの拍子にふとこの歌を思い出したとき、会いたい想いが繋がるかもしれないから。

 

 

 

 皆様こんにちは、瀬口ねるです。

 

 そして小原鞠莉さん、お誕生日おめでとうございます。

 

 本日は小原鞠莉さんのお誕生日ということで、彼女のソロ曲『New winding road』について少し触れてみることにしました。

 

 先日のAqours 3rdライブ埼玉公演Day.2で披露された『New winding road』、本当にすごかったですね。

 鈴木愛奈さんの圧倒的歌唱力と小原鞠莉さんの想いがいっぱい詰まった歌詞、演出に頼らない歌一本の真剣勝負。完全敗北でした。

 お祈りした甲斐があったというものです。

 

 

 

 皆さん、ラブライブ!サンシャイン!!は好きですか?

 

 Aqoursは好きですか?

 

 沼津は好きですか?

 

 おそらく40000人中39997人くらいは「Yes!!」と応えてくれることでしょう。

 

 では、「仲間たち」のことは好きですか?

 

 …これもおそらく「Yes!!」と応えてくれるでしょう。あったかいですね。

 

 サンシャイン!!を、Aqoursを追いかけているうちにSNSで知り合ったり、現場で知り合ったり、沼津で知り合ったり、ずっと昔からの知り合いだったり……

 いろいろな出逢いと繋がりがあると思います。

 

 お互いの名前も顔も知らないのに、何故かウマが合いとんでもなく仲が良くなった人とか、いませんか?

 沼津に行くと「この人いつも居るな」と笑い合って、次第に行動を共にするようになった人とか、いませんか?

 

 いつの間にか仲良くなって、じゃあご飯行きましょう、飲みに行きましょう、連番しましょう、休みの日どこかへ行きましょう、って。めちゃくちゃ楽しいですよね。

 

 コンテンツを通じた出逢いや繋がりというものは、時に異常なほど強靭な絆になりますが、その反面コンテンツから離れてしまうと突然疎遠になってしまう脆さも持っています。

 

 今でこそ「ラブライブ!サンシャイン!!」や「Aqours」、「沼津」という旗標のもとにみんなが集まって、いろんなことをやって、とても楽しい時間を過ごせています。

 

 じゃあ例えば今から3年後、5年後、10年後、もっと先。

 ラブライブ!サンシャイン!!のコンテンツが終了し、Aqoursの活動も休止したころ、遠くも近くもない未来。

 

 今できた繋がりのうち、一体どれくらいの人とまた今と同じように会えるでしょうか。

 

 今と同じように、というのはほぼ不可能だと思っています。

 流行りものですし、コンテンツ自体に興味がなくなる人もいる。

 結婚したり、遠くに引っ越してしまう人だって当然いる。

 

 連絡を取ってみれば会える、集まれるかもしれないですが、一度疎遠になってしまうと気後れしてしまうものです。

 

 

 そもそもなぜこんな話をし始めたのかというと、ラブライブ!サンシャイン!!というコンテンツの魅力はアニメやキャストさんのみならず、「楽しみの共有」の上限値が非常に高いから。

 僕自身、自分の口から「楽しみの共有」なんて言葉が出てくるなんて驚いています。排他的な人間なので。

 それこそ人生観が変わるほどに、人との出逢い・繋がり、楽しみを共有することの楽しさを気付かせてくれたのは他でもないラブライブ!サンシャイン!!です。

 

 

 今でこそ「サンシャイン!!」や「Aqours」を旗印にして「楽しみの共有」をしているけれど、それがなくなってしまったらもう会えない人も出てきますよね。

 趣味も変わるし、アニメを見なくなっている人だっている。

 足繁く通っていたあの街にも、行かなくなってしまうかもしれない。

 

 でもせっかくこんなに夢のような時間を共に駆けてきた仲間たちとの出逢いを、たった数年で終わらせてしまうのは非常にもったいないと思うのです。

 ひととの出逢いは何事にも代え難い財産です。

 

 だからこれから3年後、5年後、10年後、もっと先。

 例えば、6月13日という日に。

 

 この『New winding road』という歌を聴いてみませんか?

 

 小原鞠莉が愛した仲間と土地のことを想いながら、自分が愛した仲間や土地のことを想ってみませんか。

 

 目を閉じたらふとよぎる歌、それがこの歌だったら。

 これから何年先の未来、ふとこの歌を思い出したら昔の仲間に連絡をとってみるのもいいかもしれません。

 心はどんなときでもあの頃へ戻れるかもしれない。

 

 ふと思い立って、あの街へ足を運んでみるのもいいかもしれません。

 忘れもしない海辺の風や、優しかった街の景色をまた見たくなるかもしれない。

 

 偶然にも同じタイミングでそんな事を考えている人がいるなら、みんな元気でまた会えるかもしれない。

 

 鞠莉の想いや願いが込められたこの歌を道標にいつの日か、今の繋がりと再会出来たなら「またみんなと一緒になりたい」「ずっと一緒にいたい」という鞠莉の願いを肯定してあげられるのです。

 

 だからどうか、あなたが今持っている大事な繋がりを、この場限りにしないでほしい。

 

 最高の繋がりをいつまでも大事にしませんか。

 

 旗標がなくっても、この歌が再会の道標になってくれるなら。

 

 会いたい想いは繋がるからね。