Aqours LIVE&FAN MEETING所感~世界の中心で"アイ"を叫んだけもの~
皆様こんにちは。瀬口ねるです。
Aqours LIVE&FAN MEETING全公演の終了お疲れ様でした。Aqoursの皆さんに最大の感謝を申し上げます。
そしてファンミーティングの終了を以てAqours Next Step!project も終りを迎えました。
皆さんにとって、どんなファンミーティングで、どんなStepでしたか?
僕はレポートを書けるほど公演に参加していないので、所感を10割の自分語りで書き残していこうかなと思います。
Aqours Next Step!project
Aqours Next Step!project、あっという間に終わってしまいました。
「HAPPY PARTY TRAIN」のリリースを皮切りに、2ndライブツアー、デュオトリオコレクションCD、TVアニメ2期、そしてファンクラブにファンミーティング。
振り返ってみると気がつくことがたくさんあります。
これらの展開がくれたものって、一体何だったんだろう?
2ndライブツアーが始まってすぐの名古屋公演。その公演後、僕はひとつの記事を投稿しました。
狂おしいまでに「GALAXY HidE and SeeK」 への”アイ”をぶつけまくったものになっていますが、長いので読まなくてもいいです。
ので、この記事の中から1部抜粋します。
ただの予想に過ぎませんが「Next Step!」は「出逢い」「身近に感じる」といったものがテーマとして存在しているのでは、ということ。
人やモノ、曲でも何でも構いません。
皆さんにとって良き「出逢い」はありましたでしょうか。
テーマとして存在していたかは不明ですが、僕にとってNext Step!は「出逢い」の物語でした。
人生観を変える1曲に出逢ったり、たくさんの人と出逢ったり。
そんな「出逢い」の面白さ、ありがたさ。
これについてちょっと書いていきます。
初心を忘れない
そもそも、「ファンミーティング」ってなんなんですかね。
僕はこのファンミーティングという名称のイベントがあまり好きじゃないんです。
「ファンとミーティングしてどうすんの、こっちは演者を見に来てるんだよ」「行けなかったら、行かなかったらファンじゃないの?」っていう。ひねくれてますね。
例に漏れず、Aqoursのファンミーティングが発表されたときも「またファンミか」と思ったものです。もちろん嬉しかったですけどね。
楽しみ半分、険しさ半分の半信半疑で迎えたファンミーティング。
僕が参加したのは大阪公演・沼津公演LV・幕張公演の3つです。
幕開けとなった大阪公演を終えた結果、
文句なしに楽しかったです。
当然でしょ。
普段見ることが出来ないキャストの素の表情とか、ときおり垣間見える真剣な部分とかを見られて、ライブも観られる。
本当に文字通り「文句がない」イベントでした。
次に参加した沼津LV。
彼女たちのホームである沼津にはどうしても現地参加したかったところですが、残念ながらLV。
LVでも文句なしに面白い。
ライブのカメラワークも良かったし、お見送りに参加できないことを除けば満足。
問題はここから。
この沼津公演から幕張公演まで、2ヶ月空いているんです。
公演数にして10公演。
行けない公演があっても仕方ないかなとは思っていたけど、2ヶ月・10公演も開くとさすがにキツくなってきます。
敬愛する小宮有紗さんがMCだった福岡公演は本当に観たかった。
未熟DREAMERの衣装ということもあって、多分これ一生引きずると思います。
いつも面白いトークをしてくれて確かな矜持を持つ降幡さんがMCのソウル公演だって観たかったし、名古屋公演のMIRAI TICKETだって観たかった。
まぁ、どうしても行きたければいくらでも手段はあったし、仕事だって休めばよかったし、そこに文句を言うのはお門違いなので今更チケ運だとかに文句は言いません。仕事には文句言いますけど。
本題に入ります。
100歩譲って公演が見られないだけならまだしも、置いていかれるのがものすごく怖かったんです。
10公演も観られないと、まず話についていけない。
ツイッターのTLでファンミの話題になっても日本語でお願いしますとしか思わなかったし、知り合いと会ったときにファンミの話題が上がってもついていけないので話の腰を折ることになるのが本当に申し訳なかったし、辛かったです。
公演を重ねるごとにキャスト側から発せられる「だんだん顔も覚えてきたよね」という言葉。
ああ、そんなに何回も行ってる人もいるのか、という羨望と、確実に置いていかれている焦燥感がものすごかったですね。
(あとやっぱりキャストさんに認知もらったら嬉しいじゃないですか。僕は嬉しいです。認知を欲しすぎて接近行きまくるレベルの認知厨だと思っていただいて構いません。)
ライブなどでことあるごとに「ついてきてくれますか?」と問いかけてくるAqours。
勢いとは言え、たしかに僕はその問いかけに応じました。
でも実際の僕はどうでしょうか。
口では「真剣」とか言っておきながらチケット確保に尽力せず、仕事だから行けないと理由をつけて。
これで果たしてファンであると言えるのか、スキでいていいのか、そもそもこんなに辛い思いをしてまでスキでいる意味があるのか、本当に分からなくなってましたね。海の音が聴きたい。
こんな拠り所にするような応援の仕方自体が歪んでいるのかも知れないですけど、悲しいほどに僕にはAqoursしか無いということにも愕然としました。
ちょうどいい機会なので、どうしてAqoursの事がスキなのかを自問自答してみました。
こういう時に昔書いたブログが役に立つんです。
1stのときのもの、2ndのときのもの。その時感じたものが残っていると、道標になる。
結果として、「初心と感謝の気持ちを忘れない」というところに落ち着きました。
何年か前、自戒として「初心と感謝の気持ちを忘れずに」と呪文のようにつぶやいていた時期があったんだけど、いつの間にかそれを忘れていたことを気付かされた日だったなぁと感じたね
— ♦️WHITE FIRST LOVE♦️ (@_Segnel_) 2018年2月25日
ちょうど1stライブから1周年ということもあり、初心に帰るにはいい機会だったのでしょう。
その3分後、逢田梨香子さんからこんなツイートが。
去年の2月25日からまる一年!
— 逢田梨香子 (@Rikako_Aida) 2018年2月25日
初めての横浜アリーナでのライブは本当に不安だらけで大変なことも沢山あったけどメンバーと一緒だったから頑張れた。一生忘れられない二日間。
🌈はじまった時の、ときめきずっとだいじにね🌈
初心を忘れずにこれからも頑張ります🌸 pic.twitter.com/C0Ag12b2Gc
「初心を忘れずに」
こんな偶然があっていいのか、いやこれはもう運命でしょ。Aqoursに飢えていた僕は当時ホンキでそう思ってました。
兎にも角にも、自分で得た答えと逢田さんのツイートで憑き物が落ちたような気がしました。
翌日には1stライブ2日目の映像を見てきっちりと初心に帰り、Aqoursのことがスキなんだと改めて確認できました。
世界の中心で”アイ”を叫んだけもの
無事に自我を取り戻し迎える幕張公演。
ここで僕は新たな問題に直面します。
「果たして本当に楽しめるのか?」という疑問。
過去に見た公演は間違いなく楽しかったし、ライブでは涙も流した。
でももしも、飢えに飢えてようやくありついた食事がとんでもなく味気なかったとしたら?
そんな事を考えたら、楽しみでもあったし恐怖でもありました。
結果としてそれは杞憂だったんですけど。
Landing action Yeah!!のイントロが流れてきた瞬間にもう泣いてしまったし、トークパートでは今年で一番笑ったし、降幡さんの喋りやいじられ方はやっぱりスキだし、イケメン選手権の時に垣間見えた小宮さんの「男役を演じるから一瞬で髪を衣装にしまう」役者魂には震えたし、スリリング・ワンウェイでは声がカッスカスになるまで叫んだし、勇気はどこに?君の胸に!なんてご丁寧に11話Verだし泣かせるか歌わせるかのどっちかにしてほしかった。
2日目、鈴木愛奈さんが負傷のためライブパートはお休みすることになりましたがケガなんて誰でもするものだし、むしろファンミだったからこそトークパートというものが存在していて、そこで参加できてたことは良かったと思うんです。
ライブはお休みしていた鈴木さんですが、勇気はどこに?君の胸に!が歌われる前にメンバーに呼ばれて登壇してきましたよね。
あの光景が2期「#11 浦の星女学院」の鞠莉と重なって、その後に11話Verの大合唱が行われたもんですから、サンシャイン!!特有の「現実かアニメかわからなくなるやつ」です。
ケガをしたことが功を奏したと言いたいわけではなく、彼女たちはこうやってトラブルを乗り越えてきたし、これからも何かあったときはこうやって乗り越えていくんだな、と感じられたことがなんだか嬉しかったんです。
ツアーイベントの千穐楽にメンバーが欠員だなんて、字面だけ見ればマイナスです。
でもそんなトラブルも、キャストだけじゃなくてファンも一緒に乗り越えていく。
キャストとファンの確かな愛と絆で乗り越えていく。
「さらに強いキズナ分かちあいたいな」と歌うLanding action Yeah!!
だからこそ「ファンミーティング」なんだな、とその身を持って体感しました。
僕がLanding action Yeah!!で涙する理由のとして、歌詞の真っ直ぐなメッセージ性と「存在を許されている肯定感」があります。
待ってるだけじゃ伝わらない。
僕もそうだから会いに来た。
やっと会えたからカラダもキモチも元気になった。
僕もAqoursをつくる仲間なんだと確かめたい。
だから、来たのさ。
ファンでいること、ここにいることを許されて、カラダもキモチも満たされた僕。
そのまま迎えるのはファンミ最大の目玉とも言える「お見送り」。
バリケードで仕切られているものの、自分のお目当てをひとり選んでそのレーンで退場するというこの絵面、冷静になるとなかなかシュールですよね。
かく言う僕は降幡さんのレーンにまっしぐら。
「降幡さん!大好きです!」
叫んだ。大声で叫んだ。
世界の中心で"アイ"を叫んだ。
降幡愛さんに。
普段キャストさんに向かって直接、しかも大声で想いのうちを叫ぶことなんて絶対にしないんですが、やっちゃったんですよ。あまりにも満たされてたから。
かつて降幡さんが「いっぱい愛を注いでください」と言っていたのをあとで思い出し、とんでもなく的はずれなことだけはしてなかったことに安堵しました。セーフ。
「スキを伝えていく」ということ
とまぁこんな具合で盛大な愛の告白を済ませたところで、スキを伝えていくことの良さについて。
「好きになるのに理由はいらない」なんて歯の浮くようなこともよく耳にしますが、そのとおりだと思います。
ただ、好きになるのに理由はいらなくても、好きでい続けるためには理由が必要になってきます。
何事もいくら直情的に好きだと思っていても、我に返るときというものは必ず訪れます。必ずです。
僕は自分自身のことを熱しやすく冷めやすい人間だというのを痛感しているので、サンシャイン!!ではそうならないようにこうしてブログなんか書いたりしています。
Next Step!では事あるごとにスキを発し続けた結果、同じようにサンシャイン!!がスキでどうしようもなっくなった人、ブログを書いたり、イラストを描いたり曲を弾いたりする人との出逢いがたくさんありました。
非常に失礼な物言いになってしまいますが、「ラブライバー」にいいイメージを持てなかったのも事実。
なので基本的には昔からの知り合いとしか交流しなかったし、沼津に行ってもラブライバーとは交流しないソロプレイヤーで、ツイッターなんかも同様です。
そんな中でも同じようにスキを伝え合える素敵な出逢いがあったことは、スキを伝えてきてよかったなと思えるポイントです。
ファンミ当日、続々と現地に集まって顔を合わせているフォロワーさん達を見て疎外感を感じていたのも事実。修学旅行を休んだ気分ってこんな気分なのかな。休んだこと無いからわからないけど。
この記事の最初の方で「ファンと会ってどうすんの」とか言っていたのに実際コレです。
幕張では昔からの知り合い・フォロワーさん、サンシャイン!!からのフォロワーさんや初めましての方と出逢えました。
改めて出逢いのあたたかさを感じたし、ここで初めて「ファンミーティング」の意味を感じたものです。
SNSが発達し、インターネットを使って同じ趣味のあらゆる人と知り合うことができるようになりました。
毎日のように発言を見ていても、実際に「会う」機会ってどれくらいあるでしょうか?
相手がファンを辞めてしまうかも知れないし、自分が辞めてしまうかも知れない。
コンテンツがいつまで続くのかだってわからない。
いつまで続くのかわからない、一期一会かもしれないけど、可能な限りその機会を与えてくれる。コンテンツの旗のもとに、仲間たちと顔を合わさせてくれるのがファンミーティングなんだ。
出逢いの意味を自分で見つけていく、そう思えば素敵じゃないでしょうか。
啓発みたいな感じになってしまいましたが、あくまでも僕は誰かのためじゃなくて「自分のために」やってることです。
コンテンツを嫌いにならないためにスキの理由を形にしておいたりしているだけだし、この先どうしても行きたいのに行けないライブは確実にあるので、そうなったときにまた落ち込みたくないんです。
行けなかったイベントの穴はもう二度と埋まることはなく、置いていかれている事実は変わりませんが、何度だって追いかけようと思いたい。
こうして何か形にして残しておけば、未来の自分への答えじゃなく道を探す手がかりになる。
なので、僕は変わらず自分のためにスキを伝え続けようと思います。なによりも、そのほうが楽しいので。
Next Step!を通して出逢いの大切さを改めて感じましたし、素敵な出逢いは人生を豊かにするということの確信も得られました。
コミュニティの外に出て他人と交流するというのはあまり得意ではないですが、そんないつもの世界が新しい扉を隠していることも事実なので、もうすこし視野を広げてみてもいいのかなと思いました。ついでにもう少し現実も見ましょう。
今までの出逢いにも変わらぬ感謝を込め、新しい出逢いにも踏み出していく。
それが僕の踏むべき「Next Step!」なのかな、なんて思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。